タケルンバ卿ブログ

世界の片隅でだらだら生きる貴族の徒然帳

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続々々々々・被災地の今を訪ねる(1)

 11月13日より2泊3日で東北の被災地を巡ってまいりました。昨年は11月14日からの日程だったので、丁度同じ時期での東北行きとなります。

 2012年より毎年欠かさず、これで六年連続六回目。

大塚駅(東京) から たろう観光ホテル - Google マップ

 今年も同じルートで同じ場所をまわりました。

 例年変化があります。

 思えば、第一回目となった2012年10月の時点では、気仙沼の国道脇には第18共徳丸が打ち上げられたままになっていました。

 がれきの山も各所にありました。

 常磐線も手付かずの状態で、復旧は遠い先のように思えました。

 しかし今や第18共徳丸は解体処理され、道端に面影はなく、がれきなども見当たりません。また常磐線も福島原発の影響を受ける一部区間を残して復旧。特に宮城県側は、山側に路線を移して運転を再開しています。

 六年という時間の重さと、六年の間に積まれた努力の尊さを感じます。

https://mainichi.jp/articles/20171126/k00/00m/040/121000c

東日本大震災でいったん沈んだ東北地方太平洋沿岸部の地盤が隆起を続けている。国土地理院の調査では、30センチほど上昇した場所もあり、津波の被災からの復旧を目指す防潮堤の計画を変更したり、岸壁のかさ上げした部分を削り直すなど工事内容を変更したりする事例まで出ている。

https://mainichi.jp/articles/20171126/k00/00m/040/121000c

 一方こうした新たな問題も出てきました。地震により地盤沈下した場所が、今度は隆起しています。

 震災直後の2012年は港湾などでの地盤沈下が目立ち、このような水面すれすれの埠頭などが随所にありました。

 地盤沈下への対応として、港湾などではかさ上げ工事をを行いましたが、今度は逆に隆起したとなると、港で作業する人にとっては「荷揚げが難しくなった」ということになります。

 このあたり現在進行系で変化し続ける問題であり、そのような変化にどのように対処していくかという話でもあろうかと思います。一年ぶりに東北を巡り、変化を見ていきます。

 今年も朝7時にJR大塚駅に集合。首都高速から常磐自動車道に出て、一路東北を目指します。

(つづく)続々々々々・被災地の今を訪ねる(2) - タケルンバ卿ブログ

続々々々々・被災地を実際に巡っての雑感

続々々々々・被災地を実際に巡っての雑感 - タケルンバ卿ブログ

続々々々・被災地を実際に巡っての雑感

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続々々・被災地を実際に巡っての雑感

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同姓婚を維持するメリットがわからない

 サイボウズさんには業務的にもお世話になっております。ありがとうございます。



 私も入籍時に名字をかえたので、非常に興味深く拝見しておりました。

 問題としている内容など、青野氏の主張に同意します。違和感はありません。名字かえた側からとしては、非常に普通の主張です。

 また論点を経済的デメリットに絞って訴訟を起こした点も納得できます。こういう話って家族観とか道徳とか、歴史的なあれとかを問題にしても主観的なものにすぎず、客観性がないのですよね。入籍時に名字をかえることによって経済的な打撃を受ける。これは非常に客観的で、算定も容易ですし。冴えたやりかたではなかろうかと。

 さらに言えば、今後こうした経済的な打撃は大きくなる可能性が高く、「今まで夫婦は同姓だったから」で放っておくと結婚のコストは際限なく上がっていきます。

 以前にこんな記事を書きました。結婚して名字をかえるとなると、これだけの手間がかかります。

 「昔は同姓婚で問題なかったではないか」という主張がありますが、それは昔のほうが手続きが少なく、今のほうが煩雑で面倒だから。例えばクレジットカード。昔はなかった。今はある。クレジットカード払いにすると便利なものもある。例えば公共料金。例えばインターネットでのお買い物。交通の便が悪いところ、都市部まで遠いところほどクレジットカードは便利でしょう。ネットですべて完結する。

 しかしながらクレジットカードは個人に紐付けられるもののため名義変更が必要です。クレジットカードの名義と、申し込みの名義が同一でなければならないものは結構あります。携帯電話なんかもそうですね。私も格安スマホにかえるとき、ここが問題になりました。

 あるいは保険。保険料をクレジットカードで払い、それが名義変更となるとしばらくはクレジットカード決済ができないため、コンビニ決済が必要になり……とか。

 こうしたもろもろが実に面倒くさい。便利な世の中になればなるほど面倒くさい。様々なものが個人情報に紐付けられ、便利になればなるほど個人情報変更に伴うコストが大きくなる。つまり改姓手続きが面倒になり、入籍に伴って名字をかえる人間だけが損をするわけです。

 昔は個人情報に紐付けられるものってあんまりなかったんですよ。クレジットカードなかったし。公共料金とかは世帯とか住所に紐付けられるものでしたし。名字かわろうが構成員が変化しようが、そこに土地・建物が変わらずあり、人が住んでいて料金さえきちんと支払われていれば問題にならなかった。銀行口座だってハンコひとつで親が子の分とか全員分つくってどうこうとかできた時代ですし。名寄せとかどうとかで本人確認が必要になったのは最近ですよ。昔はゆるかった。ゆるかった分、名字をかえる手間が今より少なく、コストも少なかった。今は違う。違う以上は今までと同じ制度では持たないんです。

 名字をかえることが面倒くさい。となると結論としてはふたつで、面倒だけどなんとかするか、面倒だからあきらめるかです。で、「なんとかしろ」というのが同姓婚主義者なわけで、私はそれは余計なお世話だと思っているわけです。表向き家族制度を守るとか言いながら、結果的に結婚をあきらめる人を多く作り出してしまう可能性が高い。事実、名字かえるのは面倒なんです。私は総務畑の人間だから、こうした手続きは得意でなんとかこなせた。お金で解決できる場合もあり、それを選択できる人もいるでしょう。

 しかしながら、こうした手続ぎが苦手だとか、お金がないだとか、あるいは考えるだけで憂鬱だとなった場合の結論は、婚姻放棄であります。で、私はこっちのほうが先行き難しいと思うのですよ。事実婚状態の世帯を把握するのは難しいし、それこそお子さんができた場合に、お子さんはどうするとか。子どもは親の同姓・別姓を選べない。でもそれ以上に親の法定婚・事実婚を選べないほうが問題が大きいと思うわけです。受けられる福祉的な恩恵が事実婚の場合不利なので。

 であるなら、今のままでいくなら事実婚でのお子さんに対する福祉制度の整備が必要だと思うわけです。法定婚でのお子さん並に。それもしないとなると、もう手詰まりです。

 名字をかえたくないなら結婚するな。
 子どもに福祉を与えたいなら結婚しろ。

 こういうことなので、面倒だから結婚しないし、お子さんができると不利なので子どもを作らないと。行き着く先は非婚化で少子化です。だってそれが合理的選択ってもんじゃないすか。

 なので多少なりとも「産めよ増やせよ」をやりたいなら、結婚しやすく、お子さんを作りやすくするべきで、まずはその入口となる結婚制度見直しの着手待ったなしだと思うわけです。同姓婚維持で結婚制度を守ろうとするのはいいけど、結果的にそれじゃ結婚しづらくなって、結婚制度滅んじゃうよね。そんな滅びの論理に肩入れする必要なんてないよなあ。しかも同姓も選択できるのが選択的夫婦別姓で、損する人あまりいねーのに。

 以上、名字をかえた話をすると奥様から受けがいいタケルンバがお届けしました。

2017年最新版ボージョレ格付け

 全国四千万人のワインファンの皆さんこんばんは。今年も恒例のアレの季節がやって参りました。

 ボージョレ・ヌーボーですわよ、奥様。ボージョレ表記とボジョレー表記で戦争ですわよ、奥様。

輸入元のサントリーワインインターナショナル(東京)によると、現地は今夏、気温が高く乾燥し、原料となるブドウの生育に適した気候だったという。担当者は「甘みが凝縮され、まろやかな味わいに仕上がった」と話している。

関空にボージョレ・ヌーボーが到着 今年の解禁はいつ?

 まろやかですか、そうですか。

  • 1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 1996年「10年に一度の逸品」
  • 1997年「1976年以来の品質」
  • 1998年「10年に一度の当たり年」
  • 1999年「品質は昨年より良い」
  • 2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 2001年「ここ10年で最高」
  • 2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 2003年「100年に一度の出来」「近年にない良い出来」
  • 2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 2005年「ここ数年で最高」
  • 2006年「昨年同様良い出来栄え」
  • 2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 2009年「50年に一度の出来栄え」
  • 2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
  • 2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
  • 2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
  • 2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」
  • 2015年「今世紀でもっとも良い出来」「豊かで、しっかりとして完璧なバランス」
  • 2016年「採れたての果実を口の中で頬張ったかのような、みずみずしい仕上がり」
  • 2017年「甘みが凝縮され、まろやかな味わい」←New!!

 いやあ、こうやって眺めると壮観ですなあ。

 今年の評価を意訳すると「まあまあだが、パンチが足りない」というところ。悪くはないが、ベタ褒めするほどでは……といったあたり。「まろやか」って便利な言葉よね。

 この評価を踏まえて「ボージョレヌーヴォー論理パズル」こと最新版の「字面だけ格付け」は次のようになりました。

2017年版ボージョレ字面だけ格付け

  • 1.2015年「今世紀でもっとも良い出来」「豊かで、しっかりとして完璧なバランス」
  • 2.2005年「ここ数年で最高」
  • 3.2006年「昨年同様良い出来栄え」
  • 4.2003年「100年に一度の出来」「近年にない良い出来」
  • 5.2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 6.2009年「50年に一度の出来栄え」
  • 7.2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 8.2001年「ここ10年で最高」
  • 9.1999年「品質は昨年より良い」
  • 10.1998年「10年に一度の当たり年」
  • 11.1996年「10年に一度の逸品」
  • 12.1997年「1976年以来の品質」
  • 13.1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 14.2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 15.2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 16.2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
  • 17.2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 18.2017年「甘みが凝縮され、まろやかな味わい」←New!!
  • 19.2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」
  • 20.2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 21.2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
  • 22.2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
  • 23.2016年「採れたての果実を口の中で頬張ったかのような、みずみずしい仕上がり」

 18位です。やりましたね。

 昨年も書きましたが、2000年と2007年の間に越えられない壁があります。すなわち手放しの褒め言葉か、対象を限定した褒め言葉か。

 その観点から言えば、今回は「甘み」「まろやか」という対象を限定した褒め言葉なので、壁を越えられない。2007年以下ということになります。とりあえず15位以下確定。

 あとはどこに入れるかというところですが、「甘みが凝縮され」と濃さの言及されているのがポイント。基本的に「フレッシュ」「みずみずしい」は「薄い」ということなので、フレッシュ勢よりは上です。2014年よりは上位。

 となると相手は2007年・2012年・2008年となりますが、鍵となるのは今年が「まろやかな味わい」という評価にとどまり、酸味への言及がないこと。甘みはよく出ており、ワインらしい熟成もできているが、酸味が弱いのでガツンとこないと解釈できます。

 となるとこの比較では最下位とするしかなく、2008年よりも下ということで18位となりました。

 2015年は例外的に良かったものの、最近はどうも低調な年が続いております。そろそろ「千年に一度の当たり年」くらいのインフレ評価を見たいものであります。

 それでは来年もまたこの記事でお会いしましょう。良いワインで、良い人生を(某かりすまなんとかの人のパクリ)。