タケルンバ卿ブログ

世界の片隅でだらだら生きる貴族の徒然帳

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無双OROCHI3は良作だけどちょっと残念

 どうも。「無双OROCHI2 Ultimate」がやりたいがためにPlay Station4を購入した者です。

無双OROCHI3 - PS4

無双OROCHI3 - PS4

 待望の続編ですよわよ、奥様。3が出たんですわよ、奥様。

 とはいえ、懸念が多くて予約はしてなかったんですよ。

  • 無双☆スターズとプロデューサーが一緒
  • 真・三國無双8がカクカク無双
  • コラボキャラ消滅(リュウ・ハヤブサ好きなのに)

 というのがね。気になって。どうせHyperとかSpecialとかUltimateが出るんだろ、みたいなのもあるし。初期生贄陣営のテストプレイ→デバッグ→メジャーアップデートからが本番というコーエーテクモの定番パターンもあるし。いつも9割仕上げだから買う側も慎重になる。

 しかしまあ発売前に出た神速版の動画を見たら、とりあえずはカクカク無双ではないし、それなりにおもしろそうであったし、評判もいい。そして何より私自身このシリーズが好きで、待望のソフトではあったので発売日にダウンロード購入したわけです。俺も生贄になろうぞ。

 で、とりあえず一通りのステージをクリア。一段落したところでこれを書いております。

結論:良ゲー

 最初に結論を書くと、良ゲーと思います。おもしろかったです。操作感もサクサクだし、グラフィックもいい。真・三國無双8でのカクカクっぷりは一体……というくらい。シナリオも、これだけハチャメチャな話を、よくまとめあげたなあと。

 しかしツッコミどころも満載で、なんとかなんねえかなと。

要素詰め込みすぎ

 これ、多分プロデューサーの悪癖だと思うのね。やりたいことはわかるんだけど、一度に詰め込みすぎる。詰め込みすぎるから完成度が下がって満足度も下がる。

 例えば神器システム。あれ、いる? 最初の方のチュートリアルステージで唐突に登場するんだけど、あれとストーリーの関連がようわからん。無理やり感ある。

 OROCHI2ではタイプアクションという攻撃があって、それと入れ替わりだと思うんだが、OROCHIシリーズの続編なのに、わざわざ前作で馴染んでいた攻撃をなくしてまで入れることかなあと。それも全キャラひとつずつ神器があるわけでもなく、神器を入れ替えることができるわけでもなく、であれば前作同様にキャラごとにタイプアクションがあればよかったんじゃねと。徐庶の「やらなきゃダメなんだ!」とか素戔嗚の「斬!」とか好きだったんだけどな。なんであれなくしたんだろ。そういうのを引き継ぐから続編だと思うんだが。

 無双ゲージと神術ゲージと合体技ゲージがあって……というのもたるい。「アンカーの近くで戦うと」というのもな。なんだあれ。

 あとカオスオリジンという敵ね。ストーリーと関連性がないし、なんでいるのかわからない。神術の攻撃じゃないとあまり効かないという神器を使わさせるための敵なんだろうけど、であるなら序盤だけのチュートリアル用敵キャラにしておくべきで、後半まで延々出し続ける意味はないような。そもそもこういう敵キャラがいなければ神術を使わないであろうということなら、神器システムは既に失敗しているということでもあるし。ギミックとして半端感ある。

ゲームデザインが半端

 あと開発側の意図と、実際に入れ込んでいるシステムが矛盾していると思うのね。

 例えば各ステージにボーナスメンバーというのがあって、推奨メンバーがいるわけ。開発側としてはストーリーに合わせたイベントの関連とか、いろんなキャラクターを使ってほしいという意図があると思うんだ。170人も使えるキャラいるから。

 とはいえ陣地の強化システムではちと矛盾するのね。後半のものだと「出陣回数10回以上のキャラが9人以上」みたいな解放条件があるんだけど、こういう条件って偏った使い方しないと達成できないのね。いろんなキャラクター使えってのと矛盾する。

 もちろんこれはやりこみ要素という考え方もあるんだけど、「いろんなキャラクターを使って楽しんでほしい」と「ひとつのキャラクターを使い込んで楽しんでほしい」というのは本質的に矛盾する考え方なので、こういう矛盾した要素をゲームデザインに反映させることが吉とは思えないんよな。「全キャラクターで1回以上出陣した」のほうが解放条件としてまだ合理的だし、そういう遊び方こそ開発側が誘導すべき方向じゃないのかね。

何故オリジナルバージョンを使わないのか

 音楽もちと不満。なんでアレンジしちゃうのか。なんで「なんちゃらバージョン」にしちまうのか。元々の曲がいいのに。別に新しくする必要がないのに。「ARENA」とかなんでいじるんだろ。ライブでアコースティックバージョンをやられたときの「お、おう」感だ。

 なんだかんだで「Get Wild」は「シティーハンター」の後ろで流れていたあのバージョンが一番いいわけだ。あのイントロで「おおおおおおおお」となるわけだ。それを「なんちゃらリミックス」されても困る。アスファルトを切りつける気にならん。無双とは関係ない。「車道」を「シャドー」にしてしまうとボクシングジムの隅っこよくある風景だ。もっと関係ない。

 ま、こういった話は個人的な不満で、前作をこよなく愛した男のたわごとなわけだが、ここで指摘したことはゲームシステムの根本的な部分で、HyperとかSpecialとかUltimateが出ても解決しないというところが頭が痛いところだ。いや、おもしろいゲームだよ。おもしろいゲームなんだけど、なんか残念なんだよ。もう少し前作をそのまま引き継いでくれればなあ。タイプアクションとか音楽とか。いらんことせんでよかったのに……。

湖国料理と銘酒を心ゆくまで楽しんだ話

 ちょっと滋賀県まで行ってきまして、ええ。で、私が行くということは、当然何かを食べに行っているというわけで。

納屋孫(五個荘・和食)

 こちらにお席をとっていただいて、湖国料理を堪能したわけです。

 今回はもう完全にお任せで、すっぽんコースをアレンジしていただいたようでした。「ようでした」と書いているのはお席の予約とか、メニューの内容とか、予約していただいた方に全部頼りっきりでありまして。いやあ、ありがたい。

 さてまず登場したのがとうもろこし豆腐。ごま豆腐とかはよく聞くんですけど、それのとうもろこし版です。ぷるんとした感触の中に、とうもろこしの甘さが効いておりましてね。そこにうにの苦味が全体を引き締めておりました。うにの甘みとかコクとかを効かせるのは割とよくあるんだけど、苦味を効かせるというのはなかなか。

 そして前菜が五種も一気に。左から鱧の梅肉和え。鱧寿司。うずら玉子の穴子巻。氷魚の佃煮。鮒寿司の天ぷら。

 やっぱり鱧が出ると西の和食だなーという気がしますね。東だとあまり見ないので。

 で、うずらの玉子を穴子で巻いたのがとてもおいしくて。うずら玉子と穴子が同じ柔らかさで、口の中でとろけるようにほどけていきまして。どっちかが固いとこうはいかん。

 氷魚というのは鮎の稚魚ね。年々採れなくなっているんだって。

 そして鮒寿司の天ぷら。「天ぷら?」って思ったんだけど、これがまあ天ぷらにしてもうまい。いろんな味と香りのタペストリーというか。衣に包んだ分、衣を噛み破ったときに突き抜ける香りがたまらんわけで。ああ、お酒だ。お酒が進む。

 というわけで鮒寿司と松の司のあらばしりが登場。このお酒がまあすいすい入ってしまう罪なやつで。癖がない。お米とお水がいいんだろうなあという素直な味で。どこにも引っかかりがない。それでいて鮒寿司みたいな癖の塊と合わせても相手を引き立たせてしまうという。おお、これは罪なお酒。

 ちなみにこの日、席を囲んでいたのは私を含め四人なんですが、結局一升開けてしまいました。うまいんだもの。仕方ないね。

 鮒寿司は鮒寿司自体じゃなくて、このご飯がうまいんだよな。これがお酒のアテになる。こちらのお店ではただ出すのではなく、刻んだネギを入れたり、ちょっとアレンジしているそうで。そして鮒寿司自体も代々使っている木桶で二年以上漬けているそうで。変な臭みとかないんだよなあ。

 そしてお造り。真ん中下が鯉。左に湯通しした鱧、右に湯通ししていないその名も水晶鱧。上がビワマス。このビワマスがおいしくて。脂が上品でねえ。でも滅多に入らないんですって。たまたまこの日は入ったんだけど、前日はなかったそうで、運次第。いやあラッキーでした。ついてる。


 そして鱧と松茸の土瓶蒸しですよ。私は目一杯庶民なので、土瓶蒸しとか出ると妙に心がウキウキしてしまいます。お出汁が、お出汁が、うまいんじゃー。

 鮒寿司に続いてこちらの名物・鯉の筒煮。飴色に炊かれた鯉がうまいんです。真ん中の肝がまたうまいんです。

 聞けばこの筒煮、鯉一匹から切り身ひとつ分しかとらないとのこと。真ん中のいいところだけ筒煮にするそうな。いやあ、贅沢ですね。

 A5の近江牛が来ましたよ。ほあああ、うまい。うまいよう。

 そしてすっぽんの唐揚げ。この唐揚げがうまいのよ、奥さん。すっぽんのうまさが凝縮されているというか。これは天然ものらしんだけど、天然だからかなんなのか、雑味とかも一切なくてねえ。

 そして日本酒をスイッチ。権座の登場。琵琶湖の浮島で作っているお酒。生産量も少なく、幻の銘酒なんだとか。「幻」をこうやって現実に飲める。なんてありがたいんだ。


 そしてメインのすっぽん鍋に雑炊。

 メロンと、胡麻とくるみのプリンで締め。ぬわあああああ、うまかったああああ。湖の恵み祭り。近江の米と水の宴。

 場所は国道八号線からちょっと入ったところ。名神高速道路の八日市ICからもそうは離れていない。ご旅行の際に如何でしょうか。

 蔵の中に席があったりして、趣があってよいですぞ。

インチキ貴族 鳥貴族について大いに語る

 どうも、インチキ貴族のタケルンバです。

 某王子からインチキ貴族に鳥貴族について書けとな? いいでしょう。ちょっと書いてみますか。

結論:至極まっとうな経営判断

 株価を下げてるのはこのニュースの見出しがすべてだとは思うんですよ。

 新規出店を止める。そうなると将来的な利益も減るわけで、そういった将来的な利益を織り込む株価は下がると。まあそういう理屈。そういう株主視点。

 しかしですね、ひとりの飲食関係者として見ると、至極まっとうな経営判断だと思うんですよ。その最大の理由は人手不足。

「鳥貴族」の経営とそのカムレード事業
◎大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・愛知県・岐阜県・静岡県・東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県に
 現在635店舗(直営398店舗、TCC 237店舗※2018年5月末時点)展開。

株式会社鳥貴族の新卒採用・企業情報|リクナビ2019

正社員数/700名
※2017年7月末
※TCC店の従業員数は含まれておりません。

株式会社鳥貴族の新卒採用・企業情報|リクナビ2019

 直営店が398店舗で、正社員が700名ってことは、基本的に店舗ひとつ当たり正社員がひとりしかいねえってことなんですよ。言い方をちょっと変えると、店舗責任者クラスじゃないと正社員は困るってわけですよ。

 こういった状況で店舗を拡大し続けられます? って話でして、ええ。新卒だろうが中途だろうが、正社員で採ったら即店舗責任者。それは現実的ではないですよね。まっとうな感覚であれば、正社員として採ったならば、まずは現場に出して経験を積ませて、慣れてきたら大きめの店舗の二番手をやらせる。二番手ができるなら小型店の店舗責任者やらそかと。そういう流れが基本。

 でもね、今の飲食業界ってそういうまともなことができてないの。当たった業態であれば、ひたすら店舗を増やし続ける。しかし店舗拡大スピードに人材育成スピードは追いつかない。どうするか。できる店舗責任者が複数店舗持ち。あるいはできるパート・アルバイトに店舗責任者代行をさせる。それもだめならエイヤっと若手に投げる。

 そうなるとやっぱり現場って荒れるんですよ。店舗を増やした分だけ人材が希薄化し、店舗レベルが下がるんです。で、店舗レベルが下がれば売上だって評判だってなんでも下がるものなのよ。

 なので株価とか株主利益を犠牲にしてでも、今、立ち止まって足元を鍛え直すという判断したのは実にまっとうだし、素晴らしい判断だと思うんです。こういう判断はサラリーマン経営者にはできないんです。利益を上げ続ける、前に進み続けることがお仕事なので。これは大倉家の生業だからできると見ています。長く商売していくには立ち止まる必要がある。それができるのは力のあるオーナーがいるからだろうなあと。

 それに今、立ち止まって将来の二番手、三番手を鍛えていけば、オリンピック後に人材が余ったときに、そういう人材を吸収してひと勝負できるという考え方もある。人材が余ってもさ、それを束ねる人がいなければ使いこなせない。使いこなせる人を育てるためにも、今、立ち止まるって判断はプラスになるような気がしますよ。

 それこそ店舗責任者をやらせてはいけない人にやらせて、事故が起きるよりはマシ。赤字続きの会社が新規出店を止めた場合は、会社のキャッシュフローが途絶える時なので赤信号なわけですが、黒字の会社が新規出店を止めた時は熟成期間というのが私の考え。鳥貴族の判断は非常にまっとうであるとインチキ貴族は断言します。短期的な視点に陥ることなく、長く商売をやろうという姿勢が見えるので素敵だと思いますよ。