携帯電話なんですが、いわゆる格安スマホにした。
きっかけは使っていた端末、iPhone4Sの故障。マイクが壊れたらしく、通話相手にこっちの声が伝わらない。スピーカーは問題ないので、相手の声は聞こえるんだけどね。
まあ通話にならないのであれば携帯電話として持っている意味がない。iPhoneであれば6sも出ているし、iPhone4Sを買ったのが2012年4月というわけで、かれこれ3年半も経っている。そろそろ端末を買い換えるべえと、そうなったわけだ。
で、いろいろ選択肢があった。
機種変更でiPhone6sにする
一番無難な話がこれ。単に機種変更する。古い端末から新しい端末にする。まあ一番シンプルな考え方。iPhone6sにするのが無難かな、と思っていたので、これにしようと最初は思っていた。
が、料金見てやめた。
機種変更で64GBのを買うと実質負担が38,640円で、MNP移籍だと23,640円だと。
なんで使い続ける方が損やねん……。
しかも料金プランもわかりづらい。
これまで使ってたのISフラット。但しこれはiPhone6sでは使えないと。
LTEなんちゃらになると。スマートバリューなんちゃらで割引もあるよと。
……しゃらくせえ。……めんどくせえ。
まあほとんど同じらしいが、だったら「同じです」「内容も変わりません」「名前が違うだけです」ってちゃんとうたえばいいのに、あんまりそういうのが明確じゃない。で、明確でなければ「本当は違うんじゃないの?」と疑うのが事務総務クラスタの性だ。本文から離れたところにある「※」以下の文章が気になる。どうしても気になる。
家でゆっくりサイトの文章を読んでも気になるくらいで、実際はビックカメラとかの店頭説明文を読んでいるわけだ。あんなもん判断できん。つか、判断するなと小さいタケルンバが言っている。よくわからんが危ないぞと言っている。このあたり用心深いし、単に小心者だ。
じゃ、MNPでドコモにしようか
こういう手もあった。iPhoneがなかったから2012年にドコモからauに移籍したわけで、別にドコモが嫌いなわけではない。復帰する手立てはある。
しかしまあそれもしゃらくさい。そこまでしてiPhoneにしがみつく必要もなかろう。月々の料金負担はあまり変わらない。であるなら、いっそもっと安いところにしてしまおうか。というわけで格安スマホという選択肢にあいなったわけだ。
IIJmioにする
格安スマホにするならどこにするかは決めてあった。
古いネットユーザーとしては、「IIJ」という文字列だけでなんか安心する。これが信用というものなのだ。
実際に嫁さんがこれを使っていて、何の問題もなさそうだった。であるなら夫も移籍しようと。そういうわけだ。
端末はZenFone 2 Laserに。セット販売もあるし、割賦で月々の負担も軽くなるし、相場と比較して問題ない。高くない。

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嫁さんがHUAWEIのP8liteにしていたので、あえてこっちにする。同じ機種にしてもなあというのもあるし、手持ちの感触がZenFone 2 Laserの方が馴染むのと、HUAWEI P8liteは日本語入力がアレという嫁さんの報告を得ていたので、ATOKがプリインストールされているZenFone 2 Laserなら安心という判断もあった。
嫁を人柱にする。君の犠牲は無駄にはしない。
恐るべしスピード感
いろいろな申し込みが実店舗ではなくネット経由だから、問題はスピードだよなあと思っていたが、杞憂だった。
注文したのは11月20日の16時頃。実店舗で念仏のようなiPhone6sのプラン説明文に辟易して帰宅し、俺は格安スマホにするんだージョジョーという決意をかためPCに向かい、auのサポートに電話をかけMNP予約番号を出してもらい、それを入力するなどして申し込む。さらば、au。
しかしまあクレジットカードの名義を変えていてよかった。
クレジットカードは放置しておいた。名義変更した銀行でつくったクレジットカードなので、引き落とし上も問題なかったし。クレジットカードでサインをするときに「あ、俺、こういう名前だったなあ」という青春の甘酸っぱい思い出が……違うね。
でも2015年の9月に名義変更しました。最近かよ。しかも今月かよ。
なんで名義変更したかというと、格安スマホとかを申し込むときに「申込者名義とクレジットカード名義が同一」というケースがままあり、名義が旧姓のままになっているクレジットカードは具合が悪い。そういう利便性の問題であります。名義を揃えとかないと不便なの。
http://lord.takerunba.com/entry/2015/09/30/151421
「こんなこともあろうかと」炸裂。あらかじめ準備はしておくものだ。
そして数分後には「本人確認書類画像のご提出について」というメールが来る。免許証とかをスマホで撮って、画像送れやと。それで本人確認すっからよと。
まだ息をしているauのiPhone4Sで免許証を撮影し、指定されたところでアップロード。はい、本人認証もおしまい。手軽だ。
そして2日後の11月22日には発送した旨のメールがあり、翌23日の午前中には手元に届いた。20日の16時から動いて、23日の11時には手元に届く。約3日で手続き完了、しかも自宅でということを考えれば悪くない。全然悪くない。
届いてからしたこと
届いたものは二つ。
- SIMカード
- 端末
したことも二つ。
- 端末にSIMカードをぶちこむ
- 開通手続きをする
基本これだけ。
で、早速SIMカードをぶちこみわけだが、これがめんどい。端末の裏蓋を外して、スロットに差し込むのだが、不器用腕力バカのタケルンバにかかると、どうも壊れそうな気がするのである。バキッといきそうなのである。
と思ったらみんな苦労してた。だからこんな記事もある。ああ集合知。
そして開通手続き。指定の番号に電話してあれやこれや数字をプッシュすれば完了。昼に手続きして夜に帰宅したところ無事使えるようになってた。こんにちはIIJmio。
料金
移籍して料金はどうなったか。
- 月額料金 1,600円(ミニマムスタートプラン・3GB)
- 端末料金 1,250円(24回)
これに通話料とかが加算。わたしゃあんまり電話しない人なので、消費税を入れても大体3,000円程度になると思われ。今まで約7,000円だったから半額以下。2年しばりの違約金を払っても3ヶ月でお釣りが出る。
とはいえ、これは俺があんまり通話しない&ハードに通信しない人だからこれで済む話なので、けっこう電話使う人なら普通のキャリアを使い続けたほうがいいかなあとか思ったり。
無料通話分がないから、通話する人であればむしろ割高になる可能性がある。また通信にしても、俺は自宅・仕事先ではWi-Fiを利用しているので、出先での通信量はそんなにないが、Wi-Fi環境のないところにいることが多い人の場合は、3GBくらいあっという間なのかなという気がする。
このあたり「格安スマホだから安い!」と一概に言えない面があるので、事前のシミュレーションが重要よね。
移籍したメリット
料金が安くなった。以上。他にメリットは特にない。回線の恩恵より、端末の恩恵のほうが大きい。そりゃ3年半前の端末から新しいものにすれば便利になるよね。
移籍したデメリット
キャリアメールが使えなくなった。以上。それ以外に困ったことはない。そもそもドコモの回線なわけで、回線的な不具合はない。
それにキャリアメールにしても、キャリアメールでなければ困るような問題はもはやないわけで。番号を知っている相手ならSMSくれやという話であるし、そうでなければGmailくれよという話でもある。キャリアメールの代替物があるのだから、大した問題はない。代替物を使いこなせるかというだけの話と思われる。
シンプルでわかりやすい
しかし一連の面倒なあれこれがないということは、本当にストレスがなくて素晴らしい。auの料金表と比較すれば明らかなんだけど、いろいろシンプルでわかりやすい。
月々の料金が3GBという通信料で決まり、それに通話代が加算される。
ああ、なんてシンプルでいいんだ。なんちゃら割とかなんちゃらバリューとか本当にめんどい。オプションの抱き合わせ販売みたいなものもないし、面倒な対人のあれこれもない。あれこれがネットで完結する。なんて素晴らしい。
とはいえ、対人作業も必要だ。
でも、必要なこともある。液晶の保護シート貼りとか。
5インチ画面のスマホなので、税込み504円。504円でいいなら頼む。頼んでしまう。だって俺不器用だもん。

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ついでに専用ケースも買う。手元不如意のスマホ落としちゃうマンなので、こういうケースがあると安心だ。
約一週間使ってきてどうか
iPhoneから初のAndroid機への移籍ということでもあり、最初は戸惑ったが慣れるもんだ。問題なし。iPhoneで使ってきたアプリは、大抵Android版もあるし。問題なし。
動作は快適でサクサク。3年半の進化を思う。つか、俺、こんな重い動作の端末使ってたのかよ……というくらい違う。
通話やSMSという携帯電話としての部分も問題なし。そもそもハードに使うタイプじゃないし、連絡相手は主に嫁。問題が起きるようなことは何もない。
問題があるとすれば、俺のキャリアメールのアドレスしか知らんヤツが俺に連絡するときだろうなあ。ま、しかしそれとて俺は困らん。困るのは相手だ(非道)。
というわけで業務連絡
携帯電話のauアドレスのメールは使えません。PC用のアドレスにご連絡ください。携帯電話の番号をご存知の方はSMSでも結構です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。