全国四千五百万人のワインファンの皆さん、お待たせ致しました。今年も恒例のアレです。ヌーヴォーです。
イチゴやブルーベリーを思わせるような香りを持ち、爽やかで滑らかな味わい
ボージョレ初荷、羽田到着=来月15日解禁:時事ドットコム
はい、爽やかいただきました。
- 1995年「ここ数年で一番出来が良い」
- 1996年「10年に一度の逸品」
- 1997年「1976年以来の品質」
- 1998年「10年に一度の当たり年」
- 1999年「品質は昨年より良い」
- 2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
- 2001年「ここ10年で最高」
- 2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
- 2003年「100年に一度の出来」「近年にない良い出来」
- 2004年「香りが強く中々の出来栄え」
- 2005年「ここ数年で最高」
- 2006年「昨年同様良い出来栄え」
- 2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
- 2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
- 2009年「50年に一度の出来栄え」
- 2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
- 2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
- 2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
- 2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
- 2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」
- 2015年「今世紀でもっとも良い出来」「豊かで、しっかりとして完璧なバランス」
- 2016年「採れたての果実を口の中で頬張ったかのような、みずみずしい仕上がり」
- 2017年「甘みが凝縮され、まろやかな味わい」
- 2018年「イチゴやブルーベリーを思わせるような香りを持ち、爽やかで滑らかな味わい」←New!!
評価を意訳すると「香りはいいし、味も爽やかなんだけど、ちと薄い」というところ。この評価を踏まえて「字面だけ格付け」を更新すると、このようになります。
2018年版ボージョレ字面だけ格付け
- 1.2015年「今世紀でもっとも良い出来」「豊かで、しっかりとして完璧なバランス」
- 2.2005年「ここ数年で最高」
- 3.2006年「昨年同様良い出来栄え」
- 4.2003年「100年に一度の出来」「近年にない良い出来」
- 5.2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
- 6.2009年「50年に一度の出来栄え」
- 7.2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
- 8.2001年「ここ10年で最高」
- 9.1999年「品質は昨年より良い」
- 10.1998年「10年に一度の当たり年」
- 11.1996年「10年に一度の逸品」
- 12.1997年「1976年以来の品質」
- 13.1995年「ここ数年で一番出来が良い」
- 14.2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
- 15.2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
- 16.2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
- 17.2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
- 18.2017年「甘みが凝縮され、まろやかな味わい」
- 19.2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」
- 20.2018年「イチゴやブルーベリーを思わせるような香りを持ち、爽やかで滑らかな味わい」←New!!
- 21.2004年「香りが強く中々の出来栄え」
- 22.2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
- 23.2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
- 24.2016年「採れたての果実を口の中で頬張ったかのような、みずみずしい仕上がり」
20位です。やりましたね。
方向性としては香り強調、味控えめ。そうなると華やかな香り且つ果実味豊かという2014年に劣ることは否めません。とはいえ滑らかな味ということで、一応味について言及があるということで、味に言及のない2004年よりは上と見ていいでしょう。よって両者の間となる20位ランクインとなりました。
「爽やか」であれ「滑らか」であれ、味の言及ではあっても、どうとでもとれる表現なので、出来としては普通なのでしょう。2015年に「今世紀でもっとも良い」が炸裂しているので、あと80年はダメかもしれませ……んなことないか。
それでは来年もまたこの記事でお会いしましょう。良いワインで、良い人生を。

アルベール・ビショー ボージョレ・ヌーヴォー2018 ペットボトル 750ml
- 出版社/メーカー: メルシャン
- 発売日: 2018/11/15
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る